Marin7016’s diary

どうでもいいような日記が投稿されます。笑ったりしてくれたらうれしい限りです。ふじこふじこふじこ

痔〈思い出日記シリーズ〉

※フィクションも含みます
 家族が見て怒られたらこの記事は消します。

 

「痔」これは誠に厄介なものである。人間の大切な出口の活動を妨げ、苦しみを与えるのである。私も苦しめられてきた。人によっては少し痛かったり激痛だったり。悩んでいる方もいるだろう。

 数年前のある夜に廊下から叫び声が聞こえた。まるで獣の唸り声みたいだった。狼男でも近くにいると錯覚しそうなほどの声であった。覗くと正体は下の兄弟だ。場所はトイレ。最初は便秘と思っていた。なぜなら、私も便秘で悩んでいたことがあり苦しめられたからだ。しかし、違っていた。ある日も唸り声が聞こえてきた。母が心配して見に行ったら狼は泣いていた。トイレに項垂れ声を押し殺すように唸っていた。そして母が原因を問う。返答は「痔」らしい。痔を持つ方々に失礼だが笑った。その後母はスーパーで便が柔らかくなるような薬を買っていた。結果、いつのまにか狼はいなくなっていた。今となっては笑い話である。そんな傍ら、また我が家には狼が出現している。場所はトイレ。涙を流しながら項垂れ絶望し鳴いている。