やっちゃんと大魔王サタン〈思い出日記シリーズ〉

　私の父の妹のやっちゃん、そして父の話である。今から書くことは多くの宗教家から批判があるかもしれないが許してほしい。父限定の話であり、他の方は関係なし。

　私の父は熱心な宗教家である。その為、宗教のためによく出かけていると共にお金もつぎ込んでいると思われる。借金を抱えるほどのめり込んでないと思っていた為、母は特に気にしてなかった

　ある日、やっちゃんと会う時があった。その時母は驚きのことを聞く。

「なんかあったの？大金が必要そうだけど大丈夫そう？」

母は心当たりがなかった。詳しく聞くと父から聞いたようだった。母とやっちゃんは父を問いただした。すると、父は憤怒した。そしてやっちゃんに向かって言う。

「母に言うなんてなんて奴だ！！！お前はサタンだ！！！！！」

笑った。激怒したとき言う？お前はサタンだ！なんて。爆笑してしまったよ。この発言の面白い所は父が宗教家であること、そして真面目にサタンと憤怒している点だ。やっちゃんも聞いた時笑ったらしい。私も言われたら笑うわ。その後何があったかは知らない。

　父はやっちゃんをサタンと言ったが違うと思う。私は父にサタンが憑りついたと思う。神を信じるサタンがホストに貢ぐホス狂いのように献上したいがために、やっちゃんに助けを求めたんだろう。しかし、やっちゃんは堕天使ルシファーのように裏切ったのだ。今回はそれがよかった。他人事とは言え非常に面白かった。もしかしたら父に憑りついたサタンが貴方を狙っているかもしれない。逃げるんだ。金の無心するようなサタンからは。そう思う。

※フィクション含む