Marin7016’s diary

どうでもいいような日記が投稿されます。笑ったりしてくれたらうれしい限りです。ふじこふじこふじこ

薄氷と犬〈思い出日記シリーズ〉

 今はもういないが小型犬を飼っていた。私たち家族はペットを連れて旅行に行くことも多かった。少しのお留守番も嫌がり鳴き叫ぶので誰かしら時間をずらして犬と一緒にいるが、規則がないことと、人が少ない所であったら犬も一緒に観光した。

 ある年の冬、私たちは旅行に行った。自然に触れあったり、体験したり非常に有意義な時間を過ごした。最終日、山に登った。下山している時に小さい滝を見つけた。滝と滝面下部は凍っていた。その光景に私たちはテンションが上がり、キャッキャッしていた。普段は抱っこしているのだが、上記の条件を満たしていた為、犬を下した。それが事件を起こした。下した瞬間犬もテンションが上がっていた。そしてウロチョロしていたところに薄氷の上に乗ったのだ。しかし、氷は割れなかった。私たちは安心し、微笑ましくみていた。しかし、その時が来た。なんと割れたのだ。しかも、ど真ん中で。姉が前かがみになりながら、犬を救い出しすぐに車に乗った。犬は凍えていた。その為毛布で包み、暖房の近くで暖かくしていた。しかし、この後も予定がある。温泉だ。しかし、犬がいる。だが、ここで諦めたくないと動物愛好家が激怒するようなことを思っていた。しかし、そこでもお留守番制度を使い事なきを得た。

 ペットとの思い出はたとえ悪いことでも面白かった思い出となる。この思い出も家族内ではいい思い出だ。種が違うので、私たちじゃ考えられないことをしでかす。しかし、それこそがペットの魅力かもしれない。