Marin7016’s diary

どうでもいいような日記が投稿されます。笑ったりしてくれたらうれしい限りです。ふじこふじこふじこ

スキー教官〈思い出日記シリーズ〉

 高校の修学旅行でスキーをした。私自身小学生の時に一回だけやったことがあった。しかし、滑れず嫌いだった。修学旅行で2日間行くことが分かり内心恐怖でいた。その為修学旅行に行きたくなかった。

 スキーの日程の午前、まず初心者コースを走る。案の定私は止まれずこけて止まるということを繰り返した。そんな私に担当の方は優しく教えてくれた。ここまでは想定の範囲内だ。問題は午後からだ。いきなり上級者コースに連れていかれた。止まれないやつが上級者コースに行ったら翌日ひき逃げでニュースになるぞ?てか、出席番号でなくてレベルで分けろよなど思っていた。そして、滑る。しかし止まれない。こける。上手い人たちは滑っていく。私はこういうことになる事は分かっていた。しかし、想定外があった。担当の方だ。以降教官と呼ぶ。教官が叫ぶのだ。「足を八の字ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」や「違うだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁx!!!!」まるで豊田真由子議員を彷彿させる怒号であった。。恐怖だった。午前の優しさはどこに行ったんだ?二重人格か?と思った。しかし、そのおかげで滑れるようになった。同時に憎しみも生まれる。厳しい環境だからこそ、人は成長する。間違いない。しかし、修学旅行に修行みたいなものは求めていない。修学旅行は楽しむものだろう。そんなことを思う。

 大人になった今、スキーに行くと教官を思い出す。教官がいなかったらこうして大人になった今友人達とスキーを楽しむなんてできなかった。感謝している。そして私は今、スキーが出来ない友達の教官となっている。