直感〈思い出日記シリーズ〉
直感
みな口を揃えて言う。直感は当たると。私もこの言葉に同意する。なぜなら、じゃんけんをする時に直感で出したほうが勝率がはるかにいいのだ。他も同様に小学校の時クラス替えでまだ決まってもいないのに誰になるか直感で当たったなど色々ある。
家族と皿洗いを掛けてじゃんけんをすることになった。みな負けたくないなどと言っていた。私も不安であると同時になぜか自信があった。私は「うちの直感はあたる!!!」宣言した。そして勝負の時…!!!!
「じゃんけんぽん!!!!!!!!!!!」
私だけ負けた。
泣いた。全私が泣いた。あんな宣言して負けた。しかも一発でだ。家は爆笑の渦となった。非常に恥ずかしいよと頭の中で冷静に突っ込みを入れる私とは正反対に体は赤くなっていた。水とともにこの羞恥心を洗い流したい。そんなことを思いながら皿洗いを実施。こんなことがあっても私は今も直感で生きていく。