Marin7016’s diary

どうでもいいような日記が投稿されます。笑ったりしてくれたらうれしい限りです。ふじこふじこふじこ

鋼鉄のハンバーガー〈思い出日記シリーズ〉

 私は昔から馬鹿である。また、説明を見るのが嫌いで面倒くさいのでよく人に聞いていた。

 ある日の朝食に母がコンビニの割引されたハンバーガーを買ってきた。ハンバーガーは冷蔵されておりひんやりしていた。家族のみんなはそれぞれレンジで温めていた。最後に私がチンする番になり、いつものように家族に何分レンチンするか聞いた。しかし、答えてくれなかった。逆に姉から自分でわかるやろと言われた。その瞬間理不尽ながらカチンときた。そして、ここで私のおバカポイント。どこに何分チンするか書いているところがわからない。わからないじゃない、文字を見たくないし不機嫌だったのだ。

 そして、私はチンをした。時間は2分。音が鳴りドアを開ける。焦げた匂いがした。そして取り出す。触った瞬間、脳がマグマの様に灼熱のハンバーガーを危険と察知し反射を起こした。少し冷まして外装を剥ぐ。見た目は普通であった。見た目は。

いざ実食。結果、固すぎ熱すぎで噛めない。この時、初めて化学と羞恥心を感じた。水分が抜けると柔らかいものもこんなに固くなると知った。同時にミイラに興味が沸いた。きっと彼らも鋼鉄なのかもしれない。その後、水に浸してもダメであった。その状況に笑い転げる家族に私は恥ずかしくて顔が赤くなっているであろう。今思うと、我ながら頭がおかしいと思う。

みなさまもチンする時は過熱しすぎない様にお気を付けて。